剣道/大泉剣児会（練馬区 大泉）

【　会長新任のご挨拶　】

明るい陽の光とともに新学期を迎え、剣児の皆さんは新しい友達や先生との出会いにますます目を輝かせている事と思います。また、父母の皆さん、指導員の先生方におかれましては、年度末の繁忙期を乗り越えられ、ほっと一息ついていらっしゃるところではないでしょうか。
さて、この新年度より、大泉剣児会の会長を堀江先生より引き継ぐ事となりました。よろしくお願いします。
堀江前会長には、5年間に渡ってのご活躍本当にご苦労様でした。この5年当初の滑り出しは、難しい船出でありましたが見事に乗り切られ、安定した勢いのある組織に育て上げていただきました。また、先生より頂いた剣児達への沢山のお話は、大人になった時、いろいろな場面で血となり肉と成ってくれるものと確信しております。本当にありがとうございました。先生には今後、顧問として当会を高所から見守っていただける事となりました。引き続きご指導、よろしくお願いいたします。
私は、この前会長が築き上げてこられた「活気のある大泉剣児会」の流れを、「一心一刀」の旗印の下に継続して行く所存です。従来通り、「剣道の修行を通して子供達に生きる力を養成する」を理念とし、強くてしなやかな剣道・感動を与える剣道を目指してやっていきましょう。そして、剣児の人間形成という歯車を順回転させるために、父母の皆様のご理解とご協力という歯車と、指導員の先生方の自己研鑚に基づく真剣な指導という歯車を噛み合わせてまいりましょう。
いま、小学生は実に生き生きとして稽古をしております。これは先ほどの三つの歯車がうまくかみ合ってこその結果であり、私はその潤滑油となろうと考えております。そこには、一年間を通しての「リズム＆ストーリー」が必要だと思います。四季折々のそれ、一ヶ月のそれ、一日のそれです。人間にはバイオリズムがあり、絶好調の時もあれば、スランプのどん底に入る時もあります。どういう状況でも、この「リズム＆ストーリー」によって生き生きとした、活力源となるような道場になればとおもっております。
当面の問題点は、中学生の稽古の活性化とOB、OGの参加だと考えます。中学生は学校での部活及び塾との時間の調整により、なかなか稽古に参加できないとの話ですが、もっと彼らに魅力的な道場であれば自分から時間を工面してでも参加する様になると思います。それには若い先輩達が来て、息のあがる稽古や、中学生が面している技術上の問題点を直接指導していけば可能ではないかと思います。また、将来の剣児会を考えた時、OBやOGの参加できる環境づくりが必須な事は明白です。まず、内外の情報交換でどのような方法があるのか検討しようと思います。
実際の指導面では、指導部長を佐藤昭彦先生、副部長を上武光一先生にお願いしました。「剣児会の剣風」がここのところで確立されつつあります。新体制の下、この両先生を中心とした指導により、又厚みを増して完成されていくものと思います。
新役員をはじめ、父母の皆様には何かとお世話を掛けることと思いますが、剣児会活動にご理解をいただき、ご協力よろしくお願いします。

大泉剣児会　会長　松本 雅紀

【　会長退任のご挨拶　】

しきりに花便りの聞かれる頃となり、過ごしやすい季節となりました。皆様方には、ご健勝にお過ごしの事と存じます。
さて、私こと、平成18年度をもって大泉剣児会会長を退任する事となりました。思えば、平成14年4月会長に就任以来5年間、社会による次世代教育の重要性を認識し、日本の伝統文化である剣道を通じて、人間が社会で生きる上での基本的ルールをいかに伝えるかを、指導に当たる先生方及び保護者の皆様方との話し合いにより、組織の改定、新しい大会への参加及び稽古の仕組なども変えて、子供の「生きる力」を育むよう努力して参りました。
御陰さまをもちましてその成果が上がってきつつあります。これもひとえに保護者の皆様方の熱心さと松本先生を中心とする先生方の剣児会への熱い思いがそうさせたのだと思います。私も会長就任5年という節目になり、人生の節目一つ一つを正しく乗り越え、新たな段階に踏み込む事が大切だと思い、松本先生にさらに新しい大泉剣児会に発展するため、会長就任をお願いし、快く承諾して頂きました。
新年度よりは、新しい若い松本会長体制になります。大泉剣児会のますますの発展を祈念致しますと共にこれまでの皆様方のご指導、ご協力に、心より感謝申し上げまして挨拶と致します。

大泉剣児会　前会長　堀江 敏夫