剣道/大泉剣児会（練馬区 大泉）

昨年も、小学生11名、OB1名、一般1名の計13名と多数の新入会員を迎え、さらに活気のある会に成長致しました。特に小学生低学年新入会員の気迫と力強さは、新しい風を当会に送ってくれています。この風を追い風とし、今年も順風満帆で進んでまいりましょう。

昨年の大きな成果としては、なんといっても全大泉剣道大会での総合優勝でしょう。これは文字通り、各団体戦と個人戦での一人ひとりの活躍の結集で、皆さんも感動されたことと思います。今年はその連覇に向け、1日1日の稽古に汗を流しましょう。

昨年の当会の目標として、「大泉剣児会の3つの約束を、実行しよう」と掲げましたが、まだほとんどの人が出来ていません。したがって、今年はあえて「実行の年」と明記します。頭でわかっていても、それを実行しなくては本当にわかっていることにはなりません。昔の中国のことわざ（孔子｢論語｣雍也篇）に「文質（ぶんしつ）彬々（ひんぴん）として、然（しか）る後（のち）に君子（くんし）なり。(文質彬彬、然後君子｡）」という言葉があります。人は文（外面）と質（内面）のバランスがうまくとれてはじめて君子（立派な人）となります。皆さんには立派な人になっていただきたい。是非、今年1年で3つの約束を本当の自分のものとしてください。

さて大泉剣児会は全日本剣道連盟より、「平成20年度少年剣道教育奨励賞」をいただくことが決定しました。これは、地道な草の根運動、無償のボランティア活動に陽を当て、賞揚しようと5年前から制定された少年剣道教育奨励賞です。昨年の三十五周年記念大会が盛会裏に挙行できたことに象徴されるように、長年にわたり地道に活動を続けてきたことに対する顕彰です。これはすなわち、これまでの役員・父母会・指導員のご苦労ならびに大泉南小学校・大泉第二中学校・地元地域の皆様のご理解・ご協力に支えられ始めて成し得たことであります。ここにあらためて現役員を代表し感謝の意を表します。これを励みに引続き剣道を通して、青少年の育成に取り組んで行きたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
　
大泉剣児会会長　松本雅紀