2〜3月の便り

「大強速(だいきょうそく)軽(けい)の打突」の修得
平成30年もすでに立春を過ぎましたが、今年も剣道の修練を通じて、剣児及び会員の皆様に生きる希望と生き抜いていく力をつけるため、活動を開始しております。
稽古始めでお話ししましたが、今年の修業の目標としましては、昔から言われています「大強速軽」を取り入れたいと思います。大きく、強く、早くそして軽妙な打突を目指して修業するということです。小中学生はまず、「大・強」の打突を前半でめざし、後半は「速」に移行できるよう修業してください。一般以上は、まず「大・強・速」を踏まえたうえでの「軽」妙な打突を目指してください。
「大・強」な打突はすなわち肩甲骨を十分に使った打ちで発揮することが可能となります。切り返しや面打ち等の基本稽古で自分の打ちを磨きあげてください。「速」は、この「大・強」を確実に自分の技として取得すると自然に剣先が走り速い打ちが可能となります。それを実感できるまで、「大・強」にこだわってください。
「軽」は、「大・強・速」に裏付けられた打突ができるようになると、どのような相手でも打てるという自信と安心感が備わり、静かな心で右足で攻め込み相手が動じたところを左足で斬ることで遣うことができるようになります。すなわち軽妙となります。是非そこが実感できるところまで自己を高められることを期待いたします。
今年は、当会の創立45周年を迎えるに当たり、大泉剣児会剣道大会での中学生有志以上を対象にした「大泉剣児会杯」の創設を提唱し、一般会員以上ならびにOB・OGへ協賛をお願いいたしました。おかげさまでたくさんのご協力をいただいているところでございます。一人でも多くの参加者でこの優勝杯をめざし、大いに盛り上がるよう期待いたしております。

会長 松本雅紀
剣児会だより | comments (0) | -

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